2020-05-17

ジミヘン。



たくさんご用意したので「自分用」が出来ちゃったかもと
ドキドキしながら本を一冊読了。
......

完売していました(涙)

お菓子をお求めいただくことが、
こんなにもエネルギーになるなんて!
ありんこ菓子店の応援団すごすぎる。

いつもありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

ありんこ



新商品をカートに入れました

「お菓子とジャムのセット#4」です。



お菓子セットの内容:

オートンヌのホール1台、ココナッツとチョコレートのクッキー3個、くるみとアーモンドのビスコッティ3本、クランベリーサブレ2個、日向夏のジャムと紅ほっぺのジャム、です。



1、オートンヌのホール1台

ありんこ菓子店の定番のお菓子ですが、ホールで販売するのは最初で最後(!)です。

そのわけは、、、大変だから。

まず①パウンド型にアーモンドパウダーたっぷりのしっとり生地を仕込んで敷きます。
②事前に焼いておいた「チョコレートケーキ2種」や「抹茶のお菓子」、「ラム酒漬けレーズン、ドライクランベリー、くるみ、アーモンドスライスで焼き込んだケーキ」を詰めて詰めて詰めて
③隙間に①と同じ生地を、くるみとクランベリーとラムレーズンを絡めてからパウンド型にさらに詰めて、
④低温で2時間近く焼き込みます。

簡単に工程を書きましたが、実は↑で説明したことを更に2回繰り返します。
旨味を旨味で包んでさらに旨味でコーティング。
パウンド界のマトリョーシカ。

そしてそれぞれの生地と材料が仲良くなって美味しくなるまで、かなりの時間寝かせます。

という、誰も真似しないパウンド型ケーキです。

なぜそんなことを? 

オートンヌ(ロートンヌ)は秋に散歩をしていた時に作ろうと思いました。
いろんな形や色の落ち葉をウットリ踏みしめながら(よけられない)、
切った時に断面がどれひとつとして同じではない、
いろんな味わいが楽しめる、
でもしれっと普通の型で大変そうに見えない。油断させちゃうパウンドケーキを思いつきました。

たぶん、ありんこ菓子店らしさが最も詰まっている焼き菓子です。


2、ココナッツとチョコレートのクッキー 3個

そもそもココナッツが苦手。というのも、必ずむせる(+不調になる)から。
そしてある日、気がつきました。
ココナッツの原材料表示に必ず見る「漂白剤」という文字。
そういえば、すでにカットされて水漬けされているレンコンやドライ杏も同じく漂白剤で茶色くならないように処理されています。
全部苦手なものばかり。

そんなココナッツ回避を幾星霜か経て。

どうせ漂白剤使ってるんでしょと決めつけながらも
ダメもとで探したら、
無漂白のココナッツが見つかったのです。
嬉しくて、クッキー生地の中にも、外側のチョコレートにも、いっぱいココナッツを取り入れました。
お口の中でミシミシとするココナッツをしみじみと味わってください。

3、くるみとアーモンドのビスコッティ

ビスコッティを焼くと、はじっこが出ます。
販売するには小さいし、小さいからこそ、メインの大きさの子たちより焼き込まれ、
とっっっても香ばしくて独り占めしたくなり、やっぱり販売する気になりません。

今回のビスコッティは、
「このくらいの焼き加減が無難」路線ではなく、
「はじっこの気概」で焼きました。くるみも通常の1.5倍ですよ、奥さん!
お召し上がりの際は、まずお好みのコーヒーなどを準備しておくのがマストです。
先にひと齧りしてしまうと、あやうく全部食べてしまうので、
繰り返しになりますが、お飲み物を準備しておいてください(必須)。

4、日向夏のジャム

日向夏は、孤高の柑橘だと思います。

普段はいろんな柑橘のブレンドジャムを作るのが好きですが、
それは一緒にすることで「わきあいあい」として美味しくなるから。

けれども、日向夏は「ひとりが1番落ち着く」とでも思っているのか、
他の柑橘と混ぜてはいけないオーラがあります。
おそらく、日向夏のもつ魅力がとても繊細で失われてしまいそうだから。
そっと寄り添えるのは、とびきり美味しくてクセのないハワイのオーガニックハニーと少しばかりの無農薬レモン。お砂糖もできる限り少なく。

おすすめは、
ちゃんと作っているパン屋さんのクロワッサン です。
ちゃんと作っている目安は、お値段。
ちゃんと作っていると、300円以下はあり得ません。
もしもお安い場合は、大量生産(そのための添加物、偽物バター使用)か、
セルフブラックパン屋さんです。

そのほか、柚茶のようにお湯割り・サイダー割りも◎。

日向夏はご存知の通り、白いワタの部分も美味なので入れています。
なんとなく濁っているのはそのせいです。
小さな黒い点がもしあれば、それは微小な種か皮のそばかすです。
一緒にお楽しみください。

長くなってきましたが、ここまで何がお伝えしたかったかというと、

今回の#4は「地味・滋味編」です。

パッと見、華やかな感じはありません。

軽井沢産の紅ほっぺのジャムも、「紅ほっぺ」という名前からして地味。
「とよのか」「あまおう」「スカイベリー」「真紅の美鈴」などなどと比べて、
名付け親の控えめで愛情溢れる視線に惹かれます。

そしてクランベリーサブレはセットに入れるか迷いました。
「クランベリー」と聞くだけで、ときめく店主です。全然「ジミ」キャラではありません。
が、客観的に見るとクランベリーサブレも、あまたのお菓子の中では決してセンターにはならない子です。
入ってもらいましょう。単純に美味しくて好きだから。


発送とお届けについて

発送は、ご注文日の翌々日になりそうです。発送後に追跡番号等をお知らせいたします。

日持ちのよいお菓子を選びましたが、いち早くお届けしたいため「午前中指定」はできればお避けください。
(指定すると、発送日の翌々日以降の「午前中」になってしまいます)。



次の予定はまだ決まっておりません。そして同じ内容のセット再入荷はありません。

どうぞご検討くださいませ。