2018-11-23

ありがとうございました  /  ことしのシュトレンの通販は29日。


11月の営業はたった2回でしたが、いっぱいの喪失感をプラスの大きなエネルギーに変えて、たくさんのお菓子を夢中でつくりました。みなさまにご来店いただき、同時に励ましをいただき、ほんとうにありがとうございました。

生菓子は写真上からモンブラン2018・・・モンブランは毎回いろいろと変えて楽しんでいるのです。サブレ生地にメレンゲ、ホワイトチョコにスウィートチョコ、大分県の野生的な有機栗、そのクリーム、ガトーショコラの生地、純生クリーム、さらに有機栗とラム酒のクリームという、どこからフォークを入れても同じ断面がない中身です。モンブランだ、間違いない、と頷いていただけるように仕掛けました。

シュークリーム・・・は、一番好きな洋菓子。だからこそ、いままで封印していました。それはさておき、理想的な大きさ、皮の質感、中のカスタードクリームでつくりました。
皮は水:牛乳が7:3くらいが軽くて濃くてサクッとして気に入っています。カスタードクリームはいまはもうない西八王子のすんごく美味しいパティスリーのレシピです。固さ柔らかさ口溶け味わいどれも、み・わ・く・て・きな存在。夢・・・一日シュークリーム屋さん・・・をやってみたいけれども、カスタードを炊けば炊くほど卵白がいっぱい余るので、未だ叶っていません。

苺のロールケーキ・・・やっと苺のシーズンに近づいてきたせいか、こういう基本中の王道な、外さないって言ったら外さないの!的な生菓子も食べたくもとい販売したくなりました。苺は摘んだときの甘さが最高らしいので、産地が近ければ近いほど甘くて美味しい。信州産でクリスマスデコレーションとかブッシュドノエルとかつくったら、、、というのは妄想の話。

つづきましては、タルトタタン。シナノスウィートとフジを皮ごと1つ1つアルミホイルで包んで、高温でぎゅぎゅっと焼き込んで、自らの甘さとジュースで身を焦がし、これでもかというほどツメツメに詰めてタルトと一緒にさらに焼きに焼きました。ちょこっとサワークリームが入った純生クリームと、ラムレーズンを飾って。

そして冬のいっちゃん好きなヤツ・・・柚子のチーズタルト。冬になってよかった、日本人でよかった、チーズちゃんありがとう、ふぅ〜となるお菓子です。

さいごの写真は、抹茶と有機栗の純生ロール。今年は栗が不作のようで、いつも熊本産の有機栗(おじいちゃんが面倒見てる放置栗だそう)は手に入らず、去年豊作でめちゃめちゃ美味しくてホイホイと1サンポ3キロも拾った軽井沢は千ヶ滝の栗も3粒しか見つけられず。ためしに入手した大分の有機栗が奇跡的に熊本と千ヶ滝の栗のチャームポイントを併せ持っていて・・・話が長くなりました・・・つくりました。信州にも有名な栗の産地がありますが、立派な大きさ、綺麗にそろった形、品があって、だけど、もっと石焼き芋のような喉に詰まって狂おしい感じが足りないの・・・話がずれました・・・抹茶は宇治。最高級のをかならず。スポンジの生地が上手く焼けたので切りやすかったが、もっと、ふわ、って儚げなスポンジにしたほうがよかったかも。


以上、生菓子の解説でした。(きいてる?)


で、ことしのシュトレンの通販の予告です。

11月29日(木)の午後8時ごろにこちらのブログで通販する予定です。
ことしのシュトレンも力を入れて、ドスコイと(←長くなるので、次回に)。

今回のご注文方法は以下のようにいつもと少し変えます。

シュトレンの販売個数は100個の予定です。

*40個は先着順で受注・・・この40個の受注メールは29日当日〜30日未明までに返信します。

*その後に到着した41個目からのご注文60個は抽選です。当選の方にのみ受注メールを送らせていただきます。はずれちゃったりしちゃったらごめんなさい。。。

なぜ今回はこうするかというと、いつもご注文メールに手間取って完売からの号泣というお話を幾度もうかがうからです。

41個目からは先着順ではないので、ゆったりとよくご検討の上、ご注文ください。29日の午後11時59分で締め切り、いただいたご注文が60個以上なら、抽選をさせていただいて、翌日の30日に当選された方にお返事いたします。

抽選なんておこがましい、、、とずっとしなかったのですが、、、何事もやってみないと、という心境の変化です。

いろんな心境の変化がありまして、仕事以外にも180度ぐいっと考えが変わった部分もあり、あ、でも、そんな話はまたの機会に。

そうそう! 1つお願いがあります。

次回にも口酸っぱく書いてしまうと思いますが、
SNSへの投稿は、すべての方にお届けできるであろう18日ごろまで禁止です。
なぜなら、大げさに例えると、映画のネタバレのようなざんねんな気分になるからです。

ありんこ菓子店はお菓子を売るのではなく、パッケージ全体を私信のようにお届けしたいのです。100個は100個ではなく、1個を100人の方にお送りしています。
SNSの投稿は、例えて言うと、大好きな人の靴箱に入れた手紙をみんなに公開されているような、、、気分でもあります。例えが昭和すぎますけど、ほんとうなんです。

100個を一斉に発送すれば問題ないのですが、それは老体に鞭。絶対に無理。
どうかなにとぞご理解ご協力をたまわれれば。

そんなこったぁしらないもん、という方はくれぐれもご注文しないでください。
あしからず。