2017-01-28

私のきもち、お菓子のかたち  バレンタインその2



年末のある日、町の南西にずんずん向かって辿り着いたのは、ここ北欧?というすてきなお家。
さっそく大人2名、幼児1名、乳児1名が円卓を囲みヒソヒソとバレンタインの作戦会議
(プロジェクターに映るのはアルプスの少女ハイジ)。
可憐なピンクのグスタフスベリの珈琲カップを両手で包みながら決まったのは3点。

1、ホッとあたたかい気持ちになるモノ
2、色んな種類を少しずつではなく、パウンドケーキ1台
3、ありんこスペシャル


そして妄想をフル稼働して着地したお菓子。
それは、”私”という誰かの心・恋の模様をお菓子のかたちにしたパウンドケーキ
通常のパウンド型ではなく、かわいくてホッとする◯型で焼きます。


登場するのは、まずピスタチオのバターケーキ。
ピスタチオは過去にも書きましたが、一口食べて「美味しい」と思った瞬間に
記憶が消去されてしまう不思議な食べ物。
曖昧とした何だろう?という不確かさ・不思議さが魅力です。
濃縮されたペーストは色々人工的なので×。ピスタチオホールを直前に挽きます。
ピスタチオの味を探してみてください。


次はヘーゼルナッツとキャラメルのフィナンシェ。
フィナンシェはもともと焦がしバター(ブールノアゼット)を使います。
さらに砂糖にギリギリまで火を入れたキャラメルと、挽きたてのヘーゼルナッツパウダーを使って香ばしく。
ジェラシーや焦がれる思い…...ちょっとした刺激を与えてくれます。

味わいのある脇役として、少しビターなフランスチョコを使ったガトーショコラを。
ほんのりとした甘さのなかに、キュンとするほろ苦さ、
落ち着いたおとなの静けさ。

この3種類を、底抜けに明るくて優しいオレンジケーキで包み込むように一緒に丸く焼き上げます。


どれもそれぞれいい味を出していますが、カットするといろんなお菓子が現れ1つとして同じではない断面が楽しめます。
本当は、人の心も色々あるから、一瞬一瞬変化するから味わい深くなるのかもしれません。


ピスタチオもヘーゼルナッツもビターなチョコも、ふだんは使わない素材。
有機栽培の生のネーブルオレンジも、今しか手に入りません。
この機会だけの、NATURさんだけでのお菓子です。


これまで通販をご利用の方にはご存知の”紙モノ”をおつけして、
冬のこの寒い季節にホッと心がゆるむようなモノを数量限定でNATURさんで販売していただきます。

直径12センチ、高さ約7.5センチ、重さ約560グラム、12カットできるくらいの大きさです。
1台(箱)3000円。
賞味期限は、お手にしていただいてから約2週間くらいがおすすめ。
原材料でアレルギーに関連する素材は、小麦粉、乳製品、卵、ナッツ、オレンジ、ココアなどです。
(原材料の段階で大豆等を扱う工場で製造されています)。

ご不明点など商品内容に関しては、ありんこ菓子店(patisserie_arinco@ybb.ne.jp)へ。
販売に関しては、NATURさんへお問い合わせください(☎0267-31-0737)

2月4日〜14日までお取り扱いいただきます。
どうぞNATURさんの素敵な北欧のインテリアや雑貨や作品をお楽しみながら、
お菓子もご検討ください。

あわせまして、4(土)・5(日)・11(土)・12(日)は13−16時ごろまで、何かしらお菓子をご用意してNATURさんに出勤(!?)しております(ちいさなaricafeごっこ)。ご希望の方には可愛い紙コップでの温かい紅茶をNATURさんがふるまってくださるそうです。ぜひお立ち寄りください。
ぼっちになるとさびしいので!!よろしくお願いします!!