初日は少し肩に力が入ったモンブランだった
(それはそれで初々しくて愛おしい)、
その後、回を重ねるごとに徐々に調和していく。
(これはこれで、安心すぎて不安)、、、
直前にもう一度ぎゅっと高温で熱した渋皮煮は
命を吹き返したように黄色くなり甘みが増す。
ミキサーではなく、手を使って裏漉す。
山栗の深みと粗野さを残したいから。
モンブランというお菓子はラム酒が肝だが、
お客さんによって加減している。
とあれこれ説明したくなるが、しない。
自由に、感じてほしいから。
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