2017-09-18

YOU & ME つづき。

1月某日、軽井沢のカフェで待っていた人は、午前中に高崎、間に軽井沢、夕方に長野というタイトなスケジュール。雪がまた降り始めた頃に、到着した。

いつものように重そうなリュックを背負って、ニット帽に眼鏡にグルグル巻きのマフラーで埋もれた小さな顔。

その方にお願いしたいことがあった。今年はありんこ菓子店の丸10年の節目の年。
このウェブの時代だからこその、特別な「紙モノ」を、ずっと、ずっと、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーっと、
今目の前にいる、編集者でライターの山村光春さんにつくってもらうことを、ホントにずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーーーっと、
夢見ていたのだった。

私からのお願いは、まるっと山村さんが好きなように作ってほしいこと、
山村さんならではの、雑貨のような存在感の紙モノがいいなぁということ、

地図とか住所とかなくていいです。
ロゴありません。
コンセプト?フィロゾフィ?ってやつですか? わが社はスキップメーカーであれ、です。
10年間、ありがとうございます、を伝えたいです。ARIGATEAUX! です。

そんなことをだだだだだと迫る時間の中話していると、山村さんの口からとんでもない提案が。写真撮影をありさんの好きな加藤新作さんにお願いしましょう。都合があえばやってくれると思います、って! っって!! っっっっっっっって!!!

この一瞬、(ベッドで人工呼吸器をつけていて、昏睡状態で、夢を見ているんじゃないか、きっとそうに違いない。そして目から涙がつつつつつーって流れているんだ)と妄想してしまった。←昭和の昼ドラを子どもの頃見過ぎ。

3月初旬、山村さんの内容と構成部分の提案があって、それ!それ!それでお願いします!!!
ということで、
数日後、撮影の日。

3月の光は午前11時から午後3時頃までしか撮影に適さない。
私のミッションは、山村さんリクエストのお菓子と、加藤さんリクエストのお菓子を手際よくつくること。

加藤さんのリクエストには2つ選択肢があって、1つは「マカロンのサーカス小屋で、動物達が一生懸命練習しているところ」。。。

頑張って作ったのが、前の投稿の画像。イメージはこんなんだった↓




マカロンのサーカス小屋も作って見てもらったら、あっさりともう1つのほうにしましょう、ということに(涙)あ、でもサーカス小屋の写真は最終的に小さめに入れてくれて(号泣)。


はてさて、おふたりのリクエスト(夢)のお菓子はどうなったのか?!
ずくなしのアリは緊張せずにちゃんとできたのか???
これって、10周年とどう関係しているのか?????

という、見どころ・読みどころ満載の、A3サイズ上質紙両面カラー2枚と、A4サイズ1枚を切ったり折ったりして家庭内製本工場でつくる、すんごい可愛い存在の紙モノができました。

まだ100セットくらいしか折って切っていないのですが、読むのがもったいなくなるような仕様にして、少しずつお世話になりました方々にお届けしたいと思います。