2017-11-14

日。

4年前のきのう、たいせつな存在が光となり、あたらしい愛がうまれた。

かつてあった温かさに涙を
いまそばにある温もりに感謝を





9年前のきょう、新潟・柏崎にうまれたタンネさんに、
お菓子をお届けしています。




店主・アラキさんオーダーの”ロシアケーキ”という名の
まん中にジャムやチョコをあしらったクッキーです。

信州の杏をジャムにして、ホワイトチョコと伊予柑ピールをちらして。
チョコレートは信州のくるみとヴァローナ社のクロッカンキャラメリゼを。
信州の紅玉も有機の皮と一緒に煮て、ピンクのジャムに。クラムとほんの少しのシナモン。

信州とロシアの融合!?
(仕込んであった杏ジャムがなくなれば、たぶん柚子に。四国とロシア?!)

腱鞘炎になりそうなくらいしぼって焼いてピストン輸送しています。
ぜひ。













2017-10-31

11月の営業日です。













11月の営業日です。


11日(土)

15日(水)

19日(日)



営業時間:


11−16時


*路上駐車はお断りしております*

*生菓子は1ファミリーさま2個まででお願いいたします*


+いつもご協力ありがとうございます+




***********















抹茶と栗の純生ロールは
素朴でシャイな有機栗の渋皮煮を

山栗とチョコレートのタルトは
野性的で小粋な自然の栗を

紅玉のタルトは
甘くて酸っぱくて甘い小悪魔的な

ニューヨークチーズケーキは
断面からしてどこまでも官能的に

モンブラン2017は
野生の栗とショコラとラムとパイとバターケーキと栗のクリームを
保形と液体の境界線上純生クリームで

ヘーゼルナッツのフィナンシェは
ため息がでるほど香ばしく




掌のお菓子に
宇宙が













2017-10-27

10月29日(日)は、ありんこ菓子店で営業します。


29日に予定していましたBook Nick 出張は、悪天候の予報のため中止となりました。

なので、29日の日曜日はいつものように「ありんこ菓子店」で営業します(11−16時)。

どうぞよろしくお願いいたします。





2017-10-15

齢幾つになれど我変わらず。



よく考えたら、今日は誕生日だ。
ここのところ食道を引っ張られているような苦しさの中にいる。

もうずいぶんと前のことだが、友達の車に載っけてもらっていた。

ラジオから「看護師の◯◯容疑者・三十一歳が……..を殺害して….」と流れて来たとき、
運転手の友達に、

「何で看護師なのに、人を殺すの???どうして???不思議じゃない???」と言ったら、

「そんなこと考えた事ないし、みんな考えないんじゃない?」

と返されて、ガーーーーーンとなった。


私は相当バカなのかもしれないけれども、乳製品アレルギー対応というのではなく「健康的」というウリでバターではなく植物性油を使って販売しているお菓子を、美味しいと思った事が一度もない。酸化した油のにおいがまずダメで、胃がもたれて気持ちが悪くなる。

「植物性油って高温になると酸化するよ?体に悪いよ?むしろ不健康だよ?なんでそんなことするのかな?」

と、全然関係のない人にきいても、たいていは引かれる。
ひどいときは、上から目線だ、とか、その人の勝手でしょ、買わなければいいでしょ、あなた何様ですか、とか、いろいろ言われる。

だって、健康的をウリにしているのに不健康って、意味がわからない。
本当にわからないんだ。

ついでに言うと、卵とバターを使わないマフィンもわからない。膨らますために、ベーキングパウダー(膨張剤)をたくさん使っているから。

何歳になってもわからないことがたくさんだな。
こんなこと書くのはよくないとか、きっと言われるんだろうな。
わからないのも、わかってもらえないのも、つらいもんだな。




 















2017-09-30

10月の営業日です。




 10月の営業日です:


17日(火)

21日(土)

25日(水)
台風による悪天候の予報で、29日(日)麦小舎さんBOOK-NiCK出張!は中止になり、
通常営業@ありんこ菓子店 となります(10/27記)

営業時間:


11−16時





*お願い*

路上駐車はお断りしております。

生菓子は1ファミリー様2個までになります。
(クーラーボックスの携帯をお薦めしております)
エチケットを守れない方のご入店はお断りしております。
咳が出る方はマスクを、
やむを得ずトイレをお使いの場合は清潔にご利用を、
小型犬のだっこの際には足の泥を外で落としてください。
できれば車で待機してください。
お子様がドタバタしたり、商品を触る際はご両親が叱ってください。
16時に閉店します。速やかにお帰りください。
店内ではお菓子をお召し上がりいただけません。


いつも、ほとんどの方にはご協力いただき、感謝しております。
一部の方の「少しぐらい」の細やかでも強くはみ出たお気持ちが、
一日何人にも一人で接客すると、
心身ともに大きな負担になってきました。
ケースバイケースで「柔軟に」をモットーに頑張ってきましたが、
ちょっと限界です…..

どうぞご理解ください……..















2017-09-18

YOU & ME つづき。

1月某日、軽井沢のカフェで待っていた人は、午前中に高崎、間に軽井沢、夕方に長野というタイトなスケジュール。雪がまた降り始めた頃に、到着した。

いつものように重そうなリュックを背負って、ニット帽に眼鏡にグルグル巻きのマフラーで埋もれた小さな顔。

その方にお願いしたいことがあった。今年はありんこ菓子店の丸10年の節目の年。
このウェブの時代だからこその、特別な「紙モノ」を、ずっと、ずっと、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーっと、
今目の前にいる、編集者でライターの山村光春さんにつくってもらうことを、ホントにずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーーーっと、
夢見ていたのだった。

私からのお願いは、まるっと山村さんが好きなように作ってほしいこと、
山村さんならではの、雑貨のような存在感の紙モノがいいなぁということ、

地図とか住所とかなくていいです。
ロゴありません。
コンセプト?フィロゾフィ?ってやつですか? わが社はスキップメーカーであれ、です。
10年間、ありがとうございます、を伝えたいです。ARIGATEAUX! です。

そんなことをだだだだだと迫る時間の中話していると、山村さんの口からとんでもない提案が。写真撮影をありさんの好きな加藤新作さんにお願いしましょう。都合があえばやってくれると思います、って! っって!! っっっっっっっって!!!

この一瞬、(ベッドで人工呼吸器をつけていて、昏睡状態で、夢を見ているんじゃないか、きっとそうに違いない。そして目から涙がつつつつつーって流れているんだ)と妄想してしまった。←昭和の昼ドラを子どもの頃見過ぎ。

3月初旬、山村さんの内容と構成部分の提案があって、それ!それ!それでお願いします!!!
ということで、
数日後、撮影の日。

3月の光は午前11時から午後3時頃までしか撮影に適さない。
私のミッションは、山村さんリクエストのお菓子と、加藤さんリクエストのお菓子を手際よくつくること。

加藤さんのリクエストには2つ選択肢があって、1つは「マカロンのサーカス小屋で、動物達が一生懸命練習しているところ」。。。

頑張って作ったのが、前の投稿の画像。イメージはこんなんだった↓




マカロンのサーカス小屋も作って見てもらったら、あっさりともう1つのほうにしましょう、ということに(涙)あ、でもサーカス小屋の写真は最終的に小さめに入れてくれて(号泣)。


はてさて、おふたりのリクエスト(夢)のお菓子はどうなったのか?!
ずくなしのアリは緊張せずにちゃんとできたのか???
これって、10周年とどう関係しているのか?????

という、見どころ・読みどころ満載の、A3サイズ上質紙両面カラー2枚と、A4サイズ1枚を切ったり折ったりして家庭内製本工場でつくる、すんごい可愛い存在の紙モノができました。

まだ100セットくらいしか折って切っていないのですが、読むのがもったいなくなるような仕様にして、少しずつお世話になりました方々にお届けしたいと思います。












2017-08-31

9月の営業日です。 / 木木木






9月の営業日です:


14日(木)

19日(火)

23日(土)

27日(水)



営業時間:


11−16時





*お願い*

路上駐車はお断りしております。
(駐車スペースが狭くて申し訳ありません)


まだ暑い日がありますので、ぜひクーラーボックスをお持ちください。
(生菓子は1ファミリーさま2個までとなっております。申し訳ありません)


いつもご協力ありがとうございます。





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森さんと出逢ったのは、9歳の頃だった。

「困っているから来てほしい」と母の主治医から電話があった。
よくわからずに向かうと、そこにニコニコしている30代前半の日本人青年がいた。
旅の途中で知り合ったドイツ人のメモにある住所に訪ねて行ったら、
ドイツ語と日本語がお互いわからず、
たまたま日本人の患者であるウチにヘルプの電話を主治医がしてきたのだった。

突然現れた森さんは、女性にも男性にも子供にも赤ちゃんにさえ、
すぐに好かれてしまうような人だと、直感的にわかった。瞳が澄んでいた。
超人見知りの子供の私でさえ、森さんは特別だった。
そうだ、若かりし頃の三宅一生のような雰囲気で、無精髭でも品が漂っていた。
日本では自動車工場を営んでいるという。

2−3度、ドイツの我が家に寄ってくれた。
うちが日本に戻ってからは、お元気だと風の便りが届くくらいの、
でも忘れることのできない人。大好きな人。

11年前に四駆の程度のいい中古車を探すのに、
巡り巡って森さんにお願いすることになった。
そして納車のとき、
何十年ぶりに会ったのだ。
雰囲気そのままで、嬉しくなってお茶にお誘いした。


あのとき、なぜボンに来たのだろう、小さな町なのにと尋ねると、
「ぼくは、おやじの営む小さな自動車工場を子供の頃から手伝わされて、
それがイヤでイヤで。
本当は勉強がしたくて、学校に行きたくて、行かせてもらえなくて。
演劇とクラシック音楽が好きで、大人になったらベートーベンの生まれた町を絶対訪ねようって」

それから頑張って踏ん張って人並みの、それ以上の境遇になって、
自由に音楽が聴けて旅ができるようになって、
旅の途中に出逢ったドイツ人がベートーベンの生まれ故郷のボン在住で、
嬉しくて訪ねてみたけれどドイツ語ができず、
そして我が家に辿り着いたということだった。


「ベートーベンの故郷は夢かなって何度も行ったけれども、もうひとつ、
本当に好きだった演劇はできなかった。

でもね、今はこう思うんだ。
ぼくは、街場の自動車工場のおやじの役を、今この人生で、舞台で、演じているんだ、って」。
それで充分しあわせだ、と。


お茶をしていたカフェはガラス張りで、軽井沢の秋の夕暮れの美しさを森さんに見てもらえて、
嬉しくなってつい
「私はお菓子屋を、この地でやるんです。まだこれからですが、お菓子屋ができたら遊びに来てください」
とお伝えしたら、
「ぜったい、行くね」と。

笑顔で別れた。



訃報を聞いたのは、その1ヶ月後だった。
その瞬間、両親が目の前で崩れるようにひざまづいて泣いた。

お菓子屋をつくって、
そしてお菓子で喜んでもらうんだ。
そう決めてから、経験と費用を貯めるのに少ないけれども10年かけた。
ようやく土地を見つけ、設計が始まっていた。
なのに。

もう少しだったのに、
間に合わなかった。
もう少しだったのに、
見てもらえなかった。
もう少しだったのに、
食べてもらえなかった。

私の涙が悔しいのか悲しいのかもわからなかった。


翌年の2007年夏、
建物がようやくできあがり、
保健所・税務署の届けが済んで、
ありんこ菓子店は生まれた。


そして、10年が経った。