2016-01-08

うたごえ。


幼少期、暫定名チッチだった雉トラの猫さんは、いつの間にかソプラノヴォイスで歌うようになりました。プルニャーン、プルルニャーン♪とご機嫌なときに、「もっともっと可愛く歌って!」と意地悪なリクエストすると、さらに繊細な声で「ひゃ°〜ん」と囁くように応えてくれました。
いつの間にかチッチはプルニャンコフという名前になりました。

プルちゃんは、1月6日夜、息を引き取りました。12月末、お世話になった病院をあとにし、それまでも、残りの日々も、プルちゃんらしく生きました。

控えめでシャイだから、あまり人の前に出てきませんでした。でも、好奇心旺盛で芯の強い子。なによりも、かわいい子でした。

たった2年でいってしまったのは、あまりにも美猫で可愛過ぎたからだろうか。それとも、10倍濃縮で溺愛してしまったからだろうか。

昨日、荼毘に付して、いまはぼんやりしています。

猫の2歳は大人なのに、私の中のプルちゃんは幼児のままで、リュックの中に大好きな猫缶とカリカリと、お気に入りの爪研ぎを詰め込んで、ぴっち部長と手をつないで、時折ふりむいて嬉しそうにバイバイしてくれています。


プルちゃんの席は永久欠番にしておこう。もしも帰って来たくなったら、すんごいダサダサでもいいから機能性・耐久性抜群な猫の着ぐるみを着てくるんだよ。



今までプルちゃんを可愛がってくださったみなさま、どうもありがとうございました。


12月、病院を行き来しているあいだ、
いただいたシュトレンへの感想メールやお便り、
クリスマスカードが心の支えになりました。
ありがとうございました!